「脱デフレ」時代は持ち家が有利

ここでもうひとつ申し上げておきたいのは、「土地神話」時代のように、右肩上がりの地価上昇はないとしても、デフレさえ脱出すれば持ち家が有利か賃貸が有利かという比較はほとんど意味をなさないということです。生涯にわたっての住居費の負担を考えたとき、たとえ同じ物件に住み続けるとしても、「脱デフレ」時代になれば持家のほうが有利です。「叩年ごとの住み替え」を上手に行えば、その差はもっと聞きます。よく情報誌などで持ち家と賃貸の比較をしていますが、あまりはっきりとどちらが有利という結論になっていません。なぜなら、媒体として一方だけの肩を持つわけにはいかないということがあるでしょうし、最初の条件設定自体がちょっとおかしいのです。つまり、立地はほぼ同じでも持ち家は3LDK、賃貸の場合は2DKといった設定が多く、いま賃貸に住んでいる人が持ち家に引っ越すかどうかというケlスが想定されているのです。しかし、同じ立地、同じマンションで比較してみれば購入したほうが圧勝です。購入した場合、ロlンの返済が終わると、あとは管理費や修繕積立金などの維持コストだけになるので、賃料老払い続けるのに比べればあきらかに少ない負担ですむからです。試算したところ、将来値下がりしないマンションを購入すればもちろん賃貸より有利ですが、将来値下がりしてしまうようなマンションでも、的年とか印年先まで考えると賃貸より有利という結果になります。都内で購入、将来売るときに同じ値段で売却できる資産性のあるマンションの例、千葉に購入した将来値下がりするマンションの例です。値下がりするマンションは損益分岐点、か高いのですが、それでも将来的にはどちらも購入したほうが賃貸よりも得することになります。